こんにちは、
ともやんです。
僕は、昭和32年生まれですが、当時は60歳というと完全におじいさんという印象でした。
漫画のサザエさんの父親波平さんは、54歳という設定で、今から考えると愕然としますね。
ただ定年をまじかに控えたサラリーマンという設定ですから、54歳という設定もうなずけます。
当時は、定年が55歳でした。
昭和30年代 60才はりっぱな爺さんだった
僕が生まれた昭和30年代前半の男性の平均年齢は、60代前半でした。
だから今年60才になった僕なんか、りっぱな爺さんで、当時は、結婚も早かったから、60才なら孫の数人はいたもんでした。
ちなみに私の祖父は、僕が21歳の大学生の時に77歳で亡くなりましたが、僕の記憶の中では働いていた姿を見たことがありません。いつも和服を着て、友人や若い連中を囲碁や将棋をやっていました。
現代の60才は若いと言われて、言われる方もその気になって若造りなんかしちゃって。
でも近年は、65才まで働くのが当たり前になりつつあるし、70歳まで働く人も増えると思います。
長く働くというのは、僕は意欲的に感じるのですが、最近は雇われて働く人は、くたびれた印象を受けるようになりました。
昭和30年代 命はいまよりずっと軽かった
1955年(昭和30年)の日本人の平均年齢は、男性で63.60才、女性で67.75才と現代より、15才以上も低いものでした。
平均年齢を下げていたのは、乳幼児の死亡率の高さと、栄養状態も衛生状態もいまより不良で、壮年期になっても結核などでまだまだ亡くなる人もいた時代でした。
また、電通やNHKでの過労死や過労自殺から働き方改革が叫ばれていましたが、労働環境も悪く、労働者の安全や健康など顧みられない時代でした。
ニュース映像で見ると東京タワー建設中には、ヘルメットも命綱もなしで作業している場面が見られます。
また、黒部ダムの建設でも171人も命を失っています。
また炭鉱事故もよくニュースになっていました。
昭和30年代は、働き方改革が叫ばれる現代よりもずっと労働者の命は軽かったのでした。
あの時代は良かったなんて決して言えないよね。
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