こんにちは、
ともやんです。
1964年の映画のトピックスとしては、007シリーズの知名度が浸透して来たため、第3作「007/ゴールドフィンガー」と第2作「007/危機一発」が共に3位と6位にランク・インされるという現象が起きました。
また、ミュージカルの名作、マイ・フェア・レディが世界中でヒットして、
なんと日本では、294日もの超ロングランを記録しました。
映画『マイ・フェア・レディ』
マイ・フェア・レディは、1964年度アカデミー賞において、
作品、主演男優、監督賞など8部門を受賞しました。
また日本では、294日間という超ロングラン興行という記録を作りました。
これは凄い記録で、10か月近くも興行したわけですから、大変なものです。
バーナード・ショーの戯曲を基に作られたミュージカルを映画化したもので、全世界でヒットした傑作です。
ストーリーは、言語学者のヒギンズ教授は友人と賭けをします。
下町なまり丸出しの花売りの娘であるイライザに話し方を直して、社交界に通用するレディにさせてみせると、となったのです
そして、イライザは失敗を繰り返しながらも、厳しいレッスンの末に舞踏会で堂々と踊るレディになり、ヒギンズ教授は賭けに勝つのでした。
しかも、イライザとの間に愛も芽生えたのです。
イライザ役の美しいオードリー・ヘップバーン、魅惑的なミュージカル・ナンバー、豪華な衣装、監督のジョージ・キューカーの演出による酔わせる大人のファンタジーでした。
映画『マイ・フェア・レディ』 レックス・ハリソン
レックス・ハリソンは、イギリス出身のスターで、マイ・フェア・レディでは、舞台版を経て、映画でもヒギンズ役を演じてオスカーを受賞しました。
本作は、自他ともに認めるレックス・ハリソンの代表作です。
第二次大戦後、イギリスとアメリカの舞台、映画で次々と話題作に出演しました。
イギリス的なユーモアでセクシーな男臭さで人気の高い俳優でした。
映画『マイ・フェア・レディ』オードリー・ヘップバーン
オードリーが、1993年に63歳で亡くなった時の日本でのショックは大変なものでした。
それだけ日本での人気が根強いかを思い知らされました。
若い女性にとって彼女の演じたヒロイン像は時代を乗り越えて生きていたのです。
ファッション面からもオードリーの魅力は永遠でした。
「ローマの休日」が日本で初公開された54年には主演2作目の「麗しのサブリナ」にも登場し、こちらも細身のズボン、トレアドル・パンツとぺたんこのサブリナ・シューズ、サブリナ風に眉を太く描き、髪を短くしたボーイッシュなスタイルを流行らせました。
「麗しのサブリナ」の監督ビリー・ワイルダーは、
「ふくらんだ胸の魅力は過去のものにさせるだろう」とオードリーの魅力を表現しました。
ちなみにふくらんだ胸の魅力とは、マリリン・モンローのことと思われます。
この当時(1954年)モンロー28歳、ヘップバーン25歳でした。
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