こんにちは、
ともやんです。
先日の5月9日、リトル・リチャードさんが亡くなりました。
1932年12月生まれですから、87歳でした。
心よりご冥福をお祈りします。
リトル・リチャードさんは、ロックンロールの創始者の一人でした。
直接オリジナルで聴くことは少なかったですが、ザ・ビートルズやジョン・レノンがソロ活動してからのアルバムなどでよく耳にしたものです。
ロックの歩みは、今から65年前の1955年(昭和30年)に始まりました。
ロックの始まり 全てはここから
アーティスト、サウンドともに実に多種多彩になり、しかも変遷し続けている音楽それをジャンル分けするのも出来なくなった広義でのロックは1955年に始まりました。
ジャズやカントリー&ウェスタンのスイング感や、リズム&ブルースのバイタリティ、エネルギーなどを併せ持った音楽ロックンロール(R&R)の誕生が、ロックの第一歩でした。
過去の形式や概念にとらわれない自由なスタイルや表現力を持ったロックンロールは、それまでのポピュラー音楽を根底から揺るがすものでした。
それまで肌の色の違いから一般受けしなかったブルースやリズム&ブルースといった黒人音楽アーティストにもロックンロールは、脚光を浴びるチャンスを与えてくれたのです。
また、音楽ばかりではなく、50年代当時の若者たちのファッション、思考、行動にまで影響が広く、深く浸透して行きました。
※画像は、チャック・ベリー(1926-2017)
ロックンロールの誕生とエルヴィス・プレスリー
ビル・ヘイリーと彼のコメッツの『ロック・アラウンド・ザ・クロック』に始まったロックンロールは、1956年のエルヴィス・プレスリーの出現で俄然活況を呈してきました。
プレスリーは、白人でありながら黒人のような歌い方をし、踊るような激しいステージ・アクションを繰り広げて、生まれたばかりのロックンロールを多くの人に広めるには申し分のない衝撃的なものでした。
そのため、ロックンロールに対する賛辞や反発、批判も全てプレスリーに対して向けられるようになりました。
周りのアーティストやファン、加えてアメリカ社会全体が、プレスリーの音楽とその行動を注目するようになったのです。
まとめ
ロックンロールに対する社会とくに大人たちの弾圧は、プレスりーの人気が上がるに従い激しくなっていきました。
しかし、激しい規制を逆にエネルギーとしてロックンロールはさらに飛躍して行ったのです。
次回以降は、弾圧を受けながらもさらに飛躍して行くロックンロールについてみて行きたいと思います。
コメント